トーキョー☆タクシードライバー

東京の街を走る新人タクシードライバーの雑記です。

ゲイのお客様にパイオツ揉まれた話



どうも! 東拓朗です。

この間、車内から写真を撮ってツイッターに上げたら
なんと乗務員証がバッチリ写ってたようで
リプで「乗務員証写ってるよ~!」とご指摘いただき
ソッコーでその画像を削除しました。
みんなも気をつけようね。個人情報の漏洩。

というわけで今回は私がよく営業している
新宿二丁目での出来事をお話したいと思います。



それは終電もなくなった夜更けのこと。
人通りも少なくなってきた時間帯に
ガチムチ系の男性がこちらをじーっと見てから
ご乗車されてきました。

目的地を告げられしばらくすると
お客様が唐突に

「ねえ、運転手さんゲイ?」
と聞いてきました。

「いえ、違いますが……」
と答えると

「へぇ、そうなんだ
二丁目を流してるタクシードライバーは
みんなゲイなんだと思ってた」


何? その思い込み!

(参考記事)

「タクシー運転手の上手な食べ方」


こんな話出回ってんの?
超怖えeee!!!


「運転手さん、ゲイにモテるでしょ?
よく声かけられたりしない?」

そうなんです。
実は自分はいわるゆる「ガチムチ体型」で
そのジャンルが好みのゲイの方に
たま~に声をかけられることがあるのです。

そういうときは
「でも、恋愛対象が女性なんですよ
すいません」

とやんわりお断りしております。

今回のお客様も
「そうなんだ~。残念」
と言ってすんなり引き下がってくれましたが
自分が学生時代にラグビーをやっていた話をすると

「なにそれ!!
誘ってるの??
いやー、たまんねーな!!!」


と再び食いついてきました。
やべー! やっちまった!!!
と額に脂汗を浮かべていると


「でも大丈夫
オレ抜いてきたから♪」



そうなんだ。
それは良かったけど
賢者モードから通常モードに戻りつつありませんか?


その後ちょくちょく軽いモーションをかけられながらも
世間話で間をもたせつつ目的地に到着。

精算を終えると
「ねえ、胸触っていい?」
と聞いてきたので

「いいっすよ」と答え、胸筋を強張らせると

「いや~ん! エロイ♪」と言いながら
ワイシャツ越しに胸を一通りサワサワして降りていきました。
ちなみに、乳首は摘まれませんでした。






【おすすめ書籍】

大牧場主のフィリピン嫁探しのお話

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「いや~東京はゴミゴミしててイヤですよね~。

東京で働き始めて数十年、仕事は好きなんですが

この人混みにはいつまで経っても慣れませんね~」

 

銀座から乗ってきた初老のサラリーマンは

シートベルトを締めながらそう言った。

 

「人のいない、静かなところで暮らしたいですねぇ。

私の従兄弟が北海道に住んでいて、牧場をやっているのですが

いいですよ~! 本当に何もなくて、たまに牛の鳴き声が聞こえるだけなんです

夜は満天の星空でね、流れ星が何度も目の前を通っていくんですよ」

 

そのサラリーマン氏の従兄弟が北海道に大きな牧場を持っていて

たまに遊びに行くたびに一番高い丘に連れて行っては

 

「あの丘も、あの平野も、あの山も、みーんなウチのものだべさ」

と言われその大自然のスケールに圧倒されていたそうな。

 

土地も生活に必要な物資もお金もある。

そんな大牧場主の従兄弟にも悩みがあった。

嫁が来ないことだ。

 

いくら広大な土地があって余裕のある生活ができるとはいえ

北海道の奥地に嫁に来る女性はこの時代いないというのだ。

 

そこで従兄弟氏は考えた。

「フィリピンに行って嫁さ探すべさ!」

 

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ただ英語できないし、ウシの世話等で海外はおろか

旅行にもろくに行ったことがない従兄弟氏は

どうしていいかわからずサラリーマン氏に電話をかけてきたそうだ。

 

「○○くん! オレはフィリピンに嫁さ探しに行くことにしたんだけど

まずどうすればいいべさ?」

 

これを聞いた国際業務が多いサラリーマン氏はすぐさま従兄弟氏を制止。

何も知らない従兄弟が単身フィリピンに行ってもカモにされるのがオチで

最悪行方不明もありえるので

 

「ちょ、ちょっと待ってください! その件は僕に任せてもらえませんか?」

と嫁探し任務を一任。

 

フィリピン嫁探しのブローカーを探し出しコンタクトすると

運良くよい出会いがあり従兄弟氏は一年後に結婚。

今では3人の子宝に恵まれ大牧場で幸せに暮らしているという。

 

それにしても英語もろくに話せない従兄弟氏が

フィリピンの女性とどうやってコンタクトすることができたのか?

 

その手段がなんと「文通」だというのだ。このネット時代に「文通」

従兄弟氏とフィリピン娘が書いた手紙をブローカーが翻訳し

それをお互いに渡していたというのだ。

 

文通を続けた末に1年半後に結婚。良い話ではないか。

確かに女性側にも生活の安定、家族への仕送りなどの打算はあったのだろう。

 

ただサラリーマン氏が従兄弟氏を連れて初めて彼女に会いに行ったとき

住んでいる村はお世辞にも裕福とはいえず

彼女はガリガリに痩せていたそうだ。

 

最も今では太りすぎてきたことが彼女の悩みだという。

「人身売買だ」とか色々言われることも多い今回のようなケースだが

お互いのニーズがマッチしてそれで幸せに過ごせるならばオールオッケーじゃないか。

 

ちなみに従兄弟氏は英語が一向にうまくならず

奥さんも日本語学校に通わせたものの片言しかしゃべれないのだそう。

 

サラリーマン氏が「どうやって意思の疎通を図っているのですか?」と訊くと

従兄弟氏は一言「愛だべさ」と言ったという。

 

「生まれ変わったら、私も北海道で暮らしたいですね」

そう言ってタクシーを降りていったサラリーマン氏の背中は淋しげだった。

 

 

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久しぶりにキ○○イ乗せた


2018年10月16日(火)売上報告

税込み営収: ¥66,870
税抜き営収: ¥61,920

回数: 34回
乗車率: 55.94%
最高売上: ¥14,730(浜松町~府中)


15時出庫~11時帰庫

青タン前売上: ¥20,640
青タン中売上: ¥30,600
青タン後売上: ¥15,630


火曜日らしいあまりパッとしない売上。
まぁ、万収が1つ出たから良しとしよう。





久しぶりにキ○○イ乗せた



朝方新宿某所で無線。
ホスト風のイケメン君がご乗車。

「住所入れてもらっていいですか?」
第一印象は大人し目で礼儀正しい感じ。

しばらくすると彼女(?)のところに電話をかけ始めた。
会話をかいつまんでまとめるとこんな感じ。

「いまどこ? え? 聞こえない
聞こえないんだって
声が小さ・・・・・・

マジでもっと大きな声で
声が、声が、声が、声が、

声が聞こえねーんだよぉぉぉぉ!!!!!
マジぶっ殺すぞテメー!!」


先程の大人し目な印象が豹変して
何かに取り憑かれているように
「声が聞こえない」を連呼する彼氏。

何度も彼女から通話を切られてるようだが
しつこくリダイヤルしてる模様。


「なんで出ないの?
ねぇ、なんで?
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで?
だから、声が、声が、声が、声が
もう、もう・・・・・・もうっ!!


キー!!!!!
声が聞こえねーっていってんだよ!!!!」

最後の方は感極まってる感じというか
ガンギマリしたマイケル・ジャクソンみたいな声だった。



「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、チクショウ・・・・・・」
小さく呪詛のような独り言を吐き続ける彼氏。怖すぎる・・・・・・。
と、ふいに

「運転手さん!」
ビクッ!!

「・・・・・・あと何分くらいで着きますか?」
先ほどの死にかけのマイケル・ジャクソンみたいな声とは打って変わって
礼儀正しく落ち着いた口調。

逆にコワい。


そして再び彼女に電話。
「テメー、なんでさっき警察呼んだ?
は? 殴られそうだったから?

は? は? は? は?
何いってんのオマエ?

オレはオマエにされたことで
殴られた以上に心の傷が

う~・・・ぐぐぐg・・・・
っポう!」


マイケルだ!
感極まってマイケルが降臨しやがった!!

そしてまた落ち着いた声で
「運転手さん、あと何分くらいで着きますでしょうか?」

だからコワイって、GAPがコワイって~!
お願いだから警察沙汰は勘弁な。
万が一そうなっても運賃は払ってね!!(切実)

アクセルをベタ踏みしたい衝動にに駆られるも
くねくねとした一通に通勤・通学の人々がワサワサいらっしゃるので
それも叶わず

冷や汗垂らしながら彼女宅へ着きました。
「あ、オレ。今付いたから♪」
やけに上機嫌。

都市伝説のリカちゃん電話よりもコワイ。

「おりてこいよ~
降りてこいっていってんだろ~

ねぇ、おりてきてよ
お~ね~が~い~♪

テメー!
早く降りてこいっていってんだろ~


運転手さん待たせんなよ!!!」


やめて! オレを巻き込むのやめて!!

ほどなくして顔面蒼白の若い女の子が万札持って降りてきました。
私が細い路地を切り替えして彼らの姿がバックミラーに消えるまでは
Kサツの姿は見えなかったので穏便に済んでればいいなと思いつつ
再び新宿へ戻ったのでした。





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